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エッセイ

新年を迎えて

遠くを見つめる黒猫

遠くを見つめる黒猫

2024年に入りました。新年早々能登半島で地震が起き、日が経つにつれて被害の大きさを実感する日々です。住んでいた場所に愛着を持っていた方々が突然その場所から離れなければならないのはとても辛いことだと感じています。

「老後は長く住み慣れた場所で穏やかに暮らしたい」
地方に住んでいる方は特にそのように願うのではないかと思います。私自身は現在東京で暮らしていますが、引っ越さなければ静岡にいたと思います。山・川・海…自然がすぐ近くにある静岡は住んでいてとても気持ちの良い場所です。それがもしも地震が起き、被害に遭い、全く知らない場所で暮らすとなったらどう感じるのか。静岡では何十年も前から大地震が起こると言われていますので、考えさせられることは多いです。

もう1つ分かったのは、地震で自宅が被害に遭ったら非常食なども持ち出せないだろうということでした。出来る備えとして家具が倒れないようにすることと、室内の物を減らすことなどだと思いました。

絵の話に入りますが、今年は花にまつわる作品を描く予定です。既にデジタルでは2つ描いています。今までは色んなモチーフの絵を描いて来ましたが、時には1年間同じものにまつわる絵を描こうかなと考えました。絵をWebやギャラリーで公開するようになってから26年経ちますが、1年を通じて描くことはなかったと思います。

そのきっかけは、道端を歩いていた時に咲いていた花を見たから…ただそれだけでした。

SNSについて

幹に伸びるツタ

幹に伸びるツタ

SNS(主にInstagram)が以前のように使えるようになったと前回のエッセイで書きました。それでもかなり投稿をサボっていましたが、最近は投稿をするようになりました。今までストーリーやリールで投稿したことがありませんでしたが、今は楽しんで投稿しています。

リールは通常の投稿よりも画面が大きく動画の投稿か出来るので、作品を今までよりも興味を持って見ていただけそうです。動画作成アプリもいくつか試しましたが、今のところAdobe Premiere Rushが思い描いたものを作れそうかなと思っています。Premiere Proよりも簡易的に使えるのも便利です。

2020年1月に書いたエッセイ「SNSの使用を最小限にする理由」について、当時のSNSに対する考え方が若干変わって来たので、インフォメーションの「SNSについて」も内容を見直しました。

私は物事に対して細かく深く考えがちなのを、最近よく実感しています。それはそれで作品制作や日々の生活に役立ってはいますが、時にマイナスの方向に向かってしまう時があります。SNSについても当時は同様に考えていました。

もう少し気楽に考えてみようと思います。

出展活動の再開

地面に落ちていた花びら

地面に落ちていた花びら

前回のエッセイを書いたのが昨年の9月。それから8ヶ月経っていました。前回のエッセイで「しばらくSNSを休みます」と書きましたが、現在は元気に過ごしています。Instagramについては以前の通り使うようになりました。

長らく休んでいた出展活動を再開します。コロナ禍で出展出来なかったのが主な理由ですが、その間でも「やっても大丈夫そうだな」と今になっては思うこともあります。判断するのはなかなか難しいですね。

2011年から出展活動を始めましたが、今年で12年経っていました。そのうちの3年間はコロナ禍で出展出来ませんでした。12年の間の3年間は長かったと感じます。

コロナ禍が無ければ活動を続けていたので、今とは別の生き方をしていたと思いますが、現在それを悔やんでもどうにも出来ません。それが人生というものなのですから。

なので心機一転して、出展活動を再開します。

最近の雑感

草むらにいた猫

草むらにいた猫

彼岸花があちこちで咲いています。例年であれば彼岸花の写真を撮りに行っていたのですが、今年は写真を撮りに行けなさそうです。以前は土曜日の午前中に出掛けたり写真を撮りに行っていたのですが、ここ数ヶ月はスーパーへ買い物へ行く時間になってしまいました。コロナ禍で生活リズムが変わったからです。

7月21日の記事でNFTアートについて書きましたが、その後NFTアートについて再度調べたところ、以前の認識が違っていたことに気付きました。正直「がっかりした」という思いはありますが、自分の作品であることの証明のツールの1つになることには期待しています。

私事で色々あり、しばらくの間SNSやnoteの記事を読むのを休んでいます。20年以上前から深く関わって来たネットでの人々との関わりを休むのは寂しいところではありますが、1〜2ヶ月後に何事もなかったように復活出来ればと思っています。

先日静岡県で台風による災害がありました。以前静岡で暮らしていたので、情報の詳細が分かって来るにつれ思ったよりも災害が大きかったのが、とても気になっています。早く災害が復興し、住まわれている人々の心に安寧が訪れればと思っています。

コロナと出展とNFT

枯れかけた紫陽花

枯れかけた紫陽花

そろそろコロナに翻弄されるのは終わるかな?と思っていたら、2022年7月に入り陽性者数が急激に増え、本日は過去最多の人数になってしまいました。今後がどうなるのか分かりません。本当に分からない。

昨年は「来年はそろそろ出展を再開しようかな」と考えていましたが、今現在は「今年は厳しいのかな…」と思います。

6月からNFTアートの出品を始めましたが、始めたのは出展が厳しくなったという理由もあります。感染防止上、私自身がなかなか出掛けられない事情があり、そんな中でNFTアートにして出品出来ることは、私にとって一筋の光が差したような喜びでした。

NFTアートのページでも書いていますが、NFTアートでは今までのように画質を落としてWeb上に掲載する必要がなくなったため、高画質のデジタル画像で公開することが可能となりました。それに加えて、PhotoshopでイーサリアムウォレットIDをMETAMASK経由で画像に含められるようになったので、「この絵は完全に唯一無二の私のものです」と証明出来るようになったのです。

OpenSeaというネット上のマーケットプレイスで絵を出品しているので、2年間あまり記事を載せていなかったSNSも、再度記事を載せようと考えています。冬眠から目覚めたカエルのように記事をアップし始めると思います。温かい目で見守ってくださると嬉しいです。

不安定な世界の中で思う小さなこと

最近撮った花の写真

最近撮った花の写真

新型コロナウイルスが発生してから2年以上が経ち、発生している当時よりも感染者数が何十倍も多くなっているけれども、経済活動はコロナ前と同じように行われ、ゴールデンウィークの人出も戻っているようです。それでも感染者数が減りつつある現在、そのまま減って、しかも他の風邪と同じようなものになって欲しいと願う今日この頃です。

世界は落ち着いていなくて、戦争が起きたり、物流が滞ったり。ただ私達は平凡ないつもと変わらない日常を過ごしたいだけなのに、それも叶わない状況があちこちで起きているんだ…と溜息が出ます。

noteには書きましたが、最近は夫の仕事用サイトを作っていました。それでHTMLのタグを打つのが面倒ではなくなったので、こちらにも記事を書いています。ニュースサイトを辿って読んでみると、今や個人サイトは検索してもほとんど引っかかって来なくて、見たい人も見られなくなっているんだとか。私のサイトも同じようなものなんでしょう。

では、なぜ書くのかと言うと、それは単に「書きたいから」。

今年は自分の絵について、新たな行動を起こそうと思います。それが上手く行くかは分かりませんが、行動を起こさなければ何も始まらないので、行動を起こします。ギャラリーへの出展は、その行動を起こした後にどのようにするかを考えます。昨年に描いたアクリル画で出展していない作品があるので、それを出展するのも良いかと思っています。

せっかく描いた原画。やはり多くの方に観ていただきたいです。私の想いも届けば良いと思います。