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NFTアートについて − 出品作品の説明

Openseaで出品しているNFTアートの詳細を説明しています。作品についての詳しい内容を知りたい場合は、下記をお読みください。
サムネイル画像を押すと、OpenSeaの該当作品ページが表示されます。

0015 Overlapping petals [重なった花びら]

0015重なった花びら

ピンク色の花びら・水色の花びら

「ピンク色の花びらは他者、水色の花びらは自分。他者と自分の距離はなかなか縮まらないけれども、その距離が縮まり…そして距離が無くなったら花びらたちは『愛』になる。」
そんな意味を込めて描きました。

背景の模様は何だろう

背景の縞模様は女性の心の揺らぎを表しています。赤の激しさ・緑の穏やかさ。心の揺らぎは相反するものが交差しているのだろうと思いました。

あえて塗りムラを残して描いた

今回は最初からFrescoで描きました。指先ツールをほとんど使わず、近似色で若干ムラを残して描いていきました。テクスチャが表れるブラシで描いたので、Painterで描いた作品に近い絵肌になったと思います。

またこの作品は線画に近い感じとなっています。デジタル画を描き始めた頃は線画を描いた後に塗っていましたが、それから5〜6年後からは塗りながら線画を描く方法に変わりました。

使用アプリケーション

Adobe Fresco、Adobe Photoshop 2024

0014 Artificial flower [造花]

0014造花

OpenSeaのコレクションページのバナー用に描いた作品

新たなコレクションページを作ったのですが、急遽作ることになったので専用のバナーを作っていませんでした。この作品はバナーのサイズに合わせて描いた横長の作品です。
ちなみにバナーで使用している画像とNFTアートでは表情が若干違います。

『造花』というタイトルにしましたが

お店で売られている造花とは違う形になっています。遠目で見ると花に見えますが、近くから見ると「何だろう?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

実のところ絵の意味についてはあまり考えず、浮かんだものと感覚をイメージに落とし込んだ感じです。

いつも使っていたソフトが使えなくなり

一番最初はFrescoで描き、その後はPainterで描いていたのですが、突然Painterが使えなくなったため再度Frescoで続きを描きました。描きながら「案外FrescoでもPainterに近いテクスチャで描けるのではないか」と感じました。

いつも使っていたソフトが使えないのはまあまあ大問題なのですが、この期にiPadで描くようにしても良いかと思いました。

使用アプリケーション

Adobe Fresco、Corel Painter 2023、Adobe Photoshop 2024

0013 Geranium [ゼラニウム]

0013ゼラニウム

ゼラニウムに抱く思い出

4〜5歳の頃、保育園から帰る時に父の実家へ寄ることが度々ありました。その実家の庭に咲いていたのが赤いゼラニウムでした。長い間、好きな花ではなかったのですが、数ヶ月前から気になるようになりました。公園のピンク色のゼラニウムの花を見たからかもしれません。

小さい頃の話はいずれnoteに書くかもしれません。

昔から好きな色で描く

私が昔から好きな色は、薄いピンク・黄緑色・水色です。この三色の組み合わせで描くことが多かったのですが、15年位前からはこの三色とは真逆の色で描くようになりました。今回はProcreateで使用したブラシで描く淡い色が綺麗だったので、好きな三色になりました。

iPadのみで描いたデジタルアート

今までに描いたデジタルアートの殆どはPainterで描いていましたが(途中までProcreateで描いた作品はあります)、この作品の描画はすべてProcreateのみで描いています。その後、サインと色調整のみPhotoshopで行いました。

この作品ではProcreateのブラシ表現を活かしています。あえて色ムラを残したり、所々を粗い表現のままにしました。新しいアプリを使うことで、今までと違う観点で作品作りが出来たと感じています。

使用アプリケーション

Procreate、Adobe Photoshop 2024

0012 Red flower [赤い花]

0012赤い花

花のようで、花ではない

ピンク色のものは一見花のように見えますが、その中には水が溜まっています。もしかしたら花の形をした花瓶なのかもしれません。この花瓶はよく見ると危うい花瓶です。隙間から水が溢れそうですから。

ジョウロと赤い花の関係は?

緑色の花の中に赤い花があります。その花はなぜ赤いのでしょうか。枯れてはいないようです。ジョウロから赤い花へ水が落ちようとしていますが、その水は赤い花に何をもたらすのか…それは実際に赤い花へ水が落ちないと分かりません。この答えは観る人によって変わって来ると思います。

もしもの話をしましょう。赤い花に水が落ちたとします。赤い花は他の花と同じ緑色の花になるかもしれません。赤い花は皆と同じになって喜ぶかも知れませんが、数年後には「なぜ喜んでいたのだろう」と疑問に思う状況になることも考えられます。

モチーフの繋がりに意味を持たせた作品

描き始め時は落書き程度で完成させようと思っていたのですが、それでは勿体無いと思い、きちんと描きました。何年か前は1つ1つのモチーフの繋がりに意味を持たせていましたが、近年はモチーフ同士の繋がりが薄くなっていました(あくまでも私個人が感じていることかもしれませんが)。今回の作品は少々何年か前の感じに戻りました。

使用アプリケーション

Corel Painter 2023、Adobe Photoshop 2023

0011 Feel the wind [風を感じて]

0011風を感じて

最初に描いたのは2008年

初めてiPhoneを手にしたのが2008年でした。当時少しずつアプリが増えていった時期。その頃にダウンロードしたお絵描きアプリを使い、指で描きました。数年後に何度かこの絵に加筆ししています。

その時に描いた絵と加筆した絵について、noteで記事を書いていますのでお読みください。

穏やかな風を感じるように

iPhoneで描いた絵の色彩はあまり変えず、柔らかな雰囲気を出しました。この数年、髪型は直毛で1本1本を細く描いていましたが、今回はカールした髪をふわっと描いてみました。穏やかで柔らかい風を感じるような作品になったと思います。

久しぶりの閉じた瞳

閉じた瞳の女性を描いたのは久しぶりだと思います。2008年に描いた絵に加筆した2枚の絵はどちらも目を開いています。今回は元の絵と同様、目を閉じた絵にしました。描いていたら「このような雰囲気の絵を描くのも楽しい」と思えました。

使用アプリケーション

iPhoneのお絵描きアプリ、Corel Painter 2023、Adobe Photoshop 2023

0010 Blue purple hair [青紫色の髪]

0010青紫色の髪

新しく使い始めたアプリから始まった

iPadで絵を描くためにProcreateをダウンロードし使い始めました。ざっくりと色を置いた後、Painterで加筆しました。デジタルで描くのが久しぶりだったので、きちんと描こうと思い完成した作品です。

そのため、正直なところ深い意味を考えずに感覚的に描いたのですが、完成した絵を改めて自ら観て意味を見出した内容を下記に記しました。

乱れがない髪は何を表している?

青紫の乱れがほとんどない髪。

目と同じように髪も人の感情を表現する重要なポイントだと思いますが、この作品では整えられた髪がこの女性の感情や性格を表現しています。 しかし、この作品で重要なのは髪の毛ではなく、左隅の黒い部分です。 ここに何があるのか考えてみましょう。

頭の中で想像を巡らせて欲しい

ここである程度の絵の説明をしていますが、絵は観る人が自由に作品から『何か』を感じ取るのが絵を見る醍醐味だと私は思っています。

使用アプリケーション

Procreate、Corel Painter 2023、Adobe Photoshop 2023

0009 Intrusion in the name of "anxiety" [『不安』と言う名の侵入]

0009『不安』と言う名の侵入

様々な不安の1つなのか

不安と言うと大体ははっきりとした原因があり、それに対しての不安が思い浮かぶかもしれません。

しかし、原因が分からないのに心配になる時があります。それをそのままタイトルにしました。他のことをやっていてそれが一段楽付いた時、ふっと『不安』という文字が頭の中に現れて、心の中に侵入していくような感じです。
皆さんはそのような時がありますか?

タイトルを決めるのに苦労した

何となく沸いたふわふわとしたイメージを形にして行くので、タイトルを決めるのは大抵絵が完成してからです。タイトルを考えるのは毎回苦労しています。今回はふわふわとしたイメージをそのままタイトルにしました。

絵でどのように表現するのかも苦労した

「ふっと『不安』という文字が頭の中に現れる」というイメージをどのように絵で表現すればいいのか、かなり考えました。描いては削除し…の繰り返しでした。タイトルそのまま『不安』という文字を描いてしまうとギャグになってしまいそうですし、侵入をメインで考えるとダークなイメージになってしまいました。

ダークなイメージではなく、ギャグでもない。この女性が感じている目に見えない情景を何度も考えた結果絵が完成しました。

使用アプリケーション

Corel Painter 2023、Adobe Photoshop 2023

0008 Cut hair [切られた髪]

0008切られた髪

White handに関連する続きのような作品

White handは人間が植物に変わっていく瞬間を描いた作品ですが、この人物は植物からは独立していて、植物は服のような部分のみです。

なぜこのようになったのかは、下記の説明をお読みください。

この女性は何を見ているのか

通常カメラで人物を撮影した場合、瞳に映る光は周りの風景が映るのですが、女性の瞳に映る光は薄くおぼろげで、何を見ているのかよく分かりません。

White handの瞳は全体がグレー色で物憂げでしたが、この作品の瞳はより人間らしくなり、強くなっています。どのような状況で女性が変化していったのかを想像しながら鑑賞していただければと思います。

短く切られた髪はなぜ?

White handでは髪が長く、人間が植物に代わって行く過程を描いた作品でしたが、この女性の髪は短く切られています。この様子から女性は植物に変わるのではなく、人間でいることを選択しました。

女性は木のように長生きは出来ません(木も自然災害や人間の手によって長く生きられない時もありますが)。せいぜい80年位でしょう。それを選択した女性は何を考えて決心したのか…頭の中でイメージを膨らませてください。

使用アプリケーション

Corel Painter 2023、Adobe Photoshop 2022

0007 light [ライト]

0007ライト

灯された光は女性の心も灯す

薄暗闇の中、一人で座っていた女性。そこにライトが現れ、女性を明るく照らしました。花は女性の気持ちを表しています。女性にとって自分を照らしてくれる光は、大きな救いになりました。

ただの花にはしなかった

おそらく、実際にはこの薄暗闇の空間には電気が消えたライトしかなかったのかもしれません。女性には1つのライトが大きく開く花のように見えたのでしょう。

優しい一言が心を癒す

私自身が優しい一言に何度か救われた時があります。皆さんもそのような経験があったのではないでしょうか。この絵は感覚的に描いた絵ですが、そのような想いが手を動かしたのかもしれません。

気持ちは移り変わって行く

以前は気分が落ち込んでいる時はダークな絵か無表情な絵を描く時がほとんどでしたが、今回は少し明るさを感じられる作品になりました。

使用アプリケーション

Corel Painter 2023、Adobe Photoshop 2022

0006 White hand [白い手]

0006白い手

人間が植物に変わって行く瞬間

もしも人間が植物になって行くとしたら、人間はどのように考えるのだろうか?という通常ではあまり考えなさそうなテーマを描きました。

この女性は植物になることを受容したのだろうか?それとも拒絶しているのだろうか?その回答は女性の手が答えています。

植物になれば長生き出来るかもしれない

樹木の中には千年以上生きている木があります。この女性も木になれば、もしかしたら千年以上生きるかもしれません。千年以上この世を眺めている木…どのような想いで世の中の流れを見つめているのでしょうか。

「木にはそんな感情は無い」と考え、女性が木になれば無感情にただ佇むだけの生物になるとも捉えられるかもしれません。

白い手は何だろう?

白い手は人間を植物にする手助けをする手。白い手を触ろうとしているように見える女性。白い手は何を意味しているのでしょうか。考えていただければと思います。

使用アプリケーション

Corel Painter 2023、Adobe Photoshop 2022

0005 Asymmetry [アシンメトリー]

0005アシンメトリー

髪型が非対称なのはなぜ?

私は、ほとんどの人は2面性を持っていると思っています。自分の本心とは逆の表情をしたり、笑いたくないのに周りの人達に笑って見せたり。それは自分の気持ちを表現するのが苦手だからだと巷では言われますが、私は相手への気遣いが表情に表れる時もあると考えます。

しかし、この女性は本心を表している

片目を覆い隠した髪、短くカットされた髪、そして不自然なポーズ。

不均衡なように感じるこの3点ですが、バランスが取れています。それが『人間』という生きものなのです。不安や悲しみを抱えつつ、時には笑顔で人に接し、たまには楽しい時もあり…そんな感じで人それぞれ人生を過ごしています。

そのバランスが崩れる時もあります。その時には、この絵はどのように表現されると皆さんは想像するでしょうか。考えてみてください。

この作品を描いたきっかけ

2015年6月に『咥えた花』という作品を描きました(noteの記事『NFTアート5作目は緑色』に作品の一部分を掲載しています)。最初はデジタル化したこの作品に加筆しようと思っていたのですが、別の関連した作品を描こうと考えました。

しかしタイトルは花とは別のタイトルにしました。描き初めからタイトルを決めていたからです。

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Corel Painter 2023、Adobe Photoshop 2022

0004 Airship [飛行船]

0004飛行船

小さく見える人物…その人は何を考えているだろう?

現実にはない幻想的な世界。この先を進んでいったら、もしかしたらあの船に乗れるかもしれません。船に乗れれば、今までとは違う世界が待っている可能性があります。

この先へ行くとしたら、どうやって行くか

この人物が飛行船に乗るとしたら、丸い部分を渡って行かなくてはなりません。どうやって渡れば辿り着けるでしょうか。考えてみてください。

この絵は想像の世界なのですから、青い部分が水でなければ、もしかしたら簡単に行けるのかもしれません。

この作品を描いたきっかけ

テレビのニュース番組に映っていたモネの絵に似ていると言われている池を見た時に、「こんな感じの色合いの絵を描いてみたい」と思い、私なりの表現を加えて描きました。複雑に重なり合って生まれる色は見るのも描くのも好きです。

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Corel Painter 2023、Adobe Photoshop 2022

0003 Beyond the line of sight [視線の先]

0003視線の先

見方によってどのようにも捉えられる、心の中を表した作品

0001と0002の作品は割と一般的に受け入れられやすい作品でしたが、この0003は一見ダークな世界を表した作品です。

その『一見ダークな世界』をよく眺めてみてください。そして絵を鑑賞しながら、頭の中で想像を膨らませてみましょう。

例えば…この女性には眉毛が描かれていません。思いついた眉毛の形をあなたの頭の中でこの絵に描いてみてください。眉毛の形が変わるだけで、この作品に描かれた状況が違って見えると思います。ポジティブな状況に見えたり、その逆でネガティブな状況にも見えるでしょう。

この作品はあなたの心の鏡なのです。

描かれている指は誰の指?

女性本人の指にも見えますし、他の人の指にも見えます。前述している眉毛と同様、この指が誰のものかによっても、作品の意味が変わって来ます。

案外そのような意味の捉え方の違いは、人間社会の中では当たり前のように起きていることであり、その捉え方を多くの人で意見として出し合い・平和に話し合うことで、人間社会が成熟していくのかもしれません。

この作品を描いたきっかけ

2021年6月に落書きで描いた絵をもっときちんと描こうと思ったのがきっかけです。
落書きのサイズを大きくし、かなり加筆し、新たなものも描きました。

使用アプリケーション

Corel Painter 2023、Adobe Photoshop 2022

0002 Torori-chan's companion [とろりちゃんの仲間]

0002とろりちゃんの仲間

可愛いけれどダークな雰囲気を持ったキャラクター

以前『とろりちゃん』というキャラクターを描いていた時がありました。とろりちゃんは落書きからあっさりと生まれたキャラクターで、見た目の可愛さに関わらず破天荒な一面を持ったキャラクターでした。

今回はその『とろりちゃん』ではなく、とろりちゃんの仲間を描きました。それはとろりちゃんを描かなくなってしまった原因に関わりがあります。

とろりちゃんは可愛いキャラクターでしたが、皆さんが可愛いと思う印象と私のとろりちゃんに対する印象にズレが生じて行きました。それが描かなくなってしまった理由です。

とろりちゃんの仲間とは?

この『とろりちゃんの仲間』は、とろりちゃんよりも自分の心を表面に出しているキャラクターです。それは主に体の色に表れています。

荒れた海のはずなのに割と呑気

この作品に描かれている海は波立っています。その中でも割と呑気な感じでぷかぷかと浮かんでいるように見える『とろりちゃんの仲間』。このキャラクターの心の中はどのようになっているのでしょうか。想像しながら鑑賞してみてください。

使用アプリケーション

Corel Painter 2023、Adobe Photoshop 2022

0001 Flowers in June [6月の花]

00016月の花

ドクダミの花を擬人化

6月の日本では多くの花が咲きますが、その中で、地味でありながら薬草としての効果もあるドクダミを描きました。可愛らしい花でありながら、野生の強さを持っているドクダミの花のイメージを女性で表しました。

ほし とうこの作品の中では大人しい作品

1枚目のNFTアートということで、多くの人に受け入れられやすい優しい雰囲気の絵になるよう心掛けて描きました。

背景は縦の線で描いています。日本では6月は『梅雨』と呼ばれる雨期になります。縦の線は降りしきる雨をイメージして描きました。

笑顔の作品は珍しい

私は笑顔の女性の作品はあまり描きません。笑顔の女性を描く頻度は1年に1回位です。なぜなら、笑顔を描くのが苦手だったからです。
「苦手だった」と過去形で書きました。最近は苦手では無くなって来たからです。しかし、あまり多くは描かないでしょう。

使用アプリケーション

Corel Painter 2022、Adobe Photoshop 2022